遺産分割調停のきほん

相続01

これから遺産相続をするかもしれないという人はまず遺産相続がどのような流れで進められていくのか把握しておく必要がありますし、万が一トラブルがあったときにはどのように対処すればいいのか知識として持っておく必要があります。
特に遺産相続のトラブルは一度起こってしまうと長引くこともありますし、遺産分割調停に発展してしまうと相続人自身も状況を逐一把握しておかなければなりませんので、ここではそのあたりの話もしていきたいと思います。

はじめに遺産相続の流れですが、まずは被相続人が亡くなったら7日以内のところで死亡診断書を受け取り、被相続人の住民票のある市区町村役場へ行って死亡届を提出します。
そして通夜や葬儀を行い、それが終わったら遺産相続を本格的に進めていきますが、その際に遺言書が残されていればそこに記載されている内容に沿って進めていかなければなりません。

遺言書は被相続人の意思を反映させる手段であり、もっとも優先されるものです。
ただ一般的に遺言書が残されているケースはめずらしいので、残されていない場合は遺産分割協議を開きます。

遺産分割協議は相続人全員がそろって行いますが、相続人全員が良好な関係を築けているわけではありませんし、遺産をあてにする目的で突然現れた親族がこれまでずっと面倒を見てきた親族と同じだけ相続できるというケースもありますので、状況によっては揉めてしまうこともあります。
もし遺産分割協議で誰がどの財産を相続するかまとまらない場合は、遺産分割調停へ発展させ、そこで双方の意見を聞き取って判断してもらう手段もあります。

遺産分割調停は家庭裁判所へ申し立てを行い、その後どのようにしていくのか決めていきますが、有利に進めるための材料を揃えておかなければなりませんので、財産の評価などをきちんとやっておくことも重要ですし、もし遺産分割調停でも決着がつかない場合は裁判へと発展していきますので、その知識もあらかじめ持っておいたほうがいいでしょう。

遺産相続はトラブルになりやすいと言われますが、基本的にどのように進めて行くのか、どういう優先順位になっているのか知識を持っていれば回避できることも多いですしできるだけトラブルを避けるためにもいろいろな情報を集めてください。
相続人全員が情報共有できれば遺産分割協議の段階できちんと解決できると思いますので、できれば被相続人が生きているうちに話し合ってください。