遺産分割調停の申立をする必要が発生したら

遺産相続が発生した場合には、誰がどの財産をどの程度相続するかを話し合う遺産分割協議を行うことになります。
遺言がある場合にはそれをベースとして話し合うことになりますし、ない場合には当事者間の希望に沿って話し合いを進めることになります。
ただ遺産分割協議は、相続人全員が協議内容に合意しなければ成立しないので、確定に細心の注意を払わなければならないです。

協議で内容がまとまれば遺産分割協議書を作成して、それぞれが財産を取得して相続手続きが終了することになります。
しかし、どうしても話し合いで決着がつかなかったり、そもそも話し合いにならなかったりする時には、遺産分割調停によって具体的な財産の取り分を確定させることになります。
遺産分割調停は、裁判所が間に入った遺産分割の話し合いのことで、一般的な民事事件と違って調停と審判という選択肢が準備されていて、まずは調停を試みるのが基本となっています。

このように調停前置主義がとられているので、いきなり審判の申立てをしてもまずは調停に付されることになります。
その為、はじめは遺産分割調停を申立てるのが一般的で、それには遺産分割調停申立書を提出する必要があるので、まずはこの申立書を作成する必要があります。
遺産分割調停申立書のひな形や書式は、各家庭裁判所で用意されているケースが多いので、事前に申立てをする裁判所に問い合わせすると良いです。
またインターネットでダウンロードできることも少なくないので、ホームページをチェックしてみるのもひとつの選択肢です。

遺産分割調停申立書を作成したなら、それを被相続人の最後の住所地を管轄している家庭裁判所に提出すれば、それにより遺産分割調停の申立てとなります。
また遺産分割調停の申立てには、被相続人1人当たり1,200円の手数料が必要で、その他郵便切手・戸籍謄本・住民票・その他各種資料などの添付が必要となるのです。
ただ、できることなら遺産分割協議による解決ができることが望ましいことで、遺産分割調停の申立てをする必要がないことが一番です。